2004-01-01から1年間の記事一覧

腐り姫 フォレスト セブンブリッジ(予定) すべてライアーソフト ライターの星空めてお氏の関わるライアー作品には鉄道が重要な役割で出てくることが多いです。 腐り姫では終着駅のそのまた向こうの廃線跡をたどった先が舞台で、ループは環状線を 連想させ…

多摩川をいく 平野勝 東京新聞出版局 秘境駅へ行こう! 牛山隆信 小学館文庫 うむむ、この時期になるとなぜか、アウトドアへの情熱が高まります。 水源とかローカル線という言葉にたまらない懐かしさを感じ、しゃにむに出掛けたくなります。 ひとつ目は、身…

−月間コミックビーム11月号 −PLUTO〜1巻 浦澤直樹 ビッグコミックス

−言葉少年 新沢としひこ クレヨンハウス −日本の探鳥地 BIRDER編集部編 文一総合出版 −日本の秘境〜別冊太陽 大内直樹

−飛蝗の農場 ジェレミー・ドロンフィールド 創元推理文庫 −ヨットクラブ ディビッド・イーリイ 晶文社 −アイザックアシモフコンプリートロボット ソニーマガジンズ −色川武大 ちくま日本文学全集

ひぐらしの鳴く頃に

うかつにも、見落としていた、暇潰し編を終えて、ひとまず一段落です。暗黒○○と付けたくなるほどの救われない展開がエスカレートしていく様は見事でした。 解決編が出る前に、あれこれと読者が推理するであろう今が、この作品の旬といえる時期でしょう。読者…

ひぐらしのなく頃に…大石さんお知り合いですか?

鬼殺し編読了。帰省先のネットカフェにて。 カマイタチの夜のように、連続殺人を扱ったノベルものです。 選択肢は基本的になく、区切りごとにTIPSという形で、情報が増えていきます。 何よりもまず、怖い。ガマの油みたいにブースの中でぷるぷる震え、脂…

江戸川乱歩全集第16巻 光文社

透明怪人・怪奇40面相・宇宙怪人など、少年探偵物が主に収録されています。

相棒と、博物館に忍び込む。窓が高い位置にあり、足がひっかかり慌てる。 上を見上げると巨大な吹き抜けにステンドグラスと、樹の足場が延々と組まれている。 外に出ると、空は薔薇色の雲に覆われており、道路の至る所に置かれた青い携帯プール から、鯨やシ…

リディック

まっすぐなスペースオペラ映画はスターウオーズ以来で、中々楽しめました。 最初に、「これは悪の軍団で…この人が悪の帝王です。」わかりやすい! 予算に似合わない、漂う、B級ぽさ(パンフにも書いてあります)が懐かしくてよい。 −300℃〜700℃の惑星…

−綺譚集 津原泰水 集英社

−たんぽぽのお酒 レイ・ブラッドベリ 晶文社 黄金色の一滴に夏を封じ込める話。−天の川幻想 小泉八雲 集英社

駅に向かって降りていくと、まるで咆哮のように蝉の声が押し寄せてきます。 くっきりと、風景は分かれていて、近くにはヒマワリ、中間には街、 一番遠くには、山々が霞んで見えます。 まるで箱庭のようで、世界はそこで終わりだという気がします。 夏と、ル…

−新本格魔法少女りすか 西尾維新 講談ノベルズ読みやすいし、テンポが良く、作者に勢いがありますね。「新本格」 とあってもミステリらしき所はほんの少しで、ジョジョの奇妙な冒 険のような話です。(戦いの駆け引きとか) なんだか、あちこち切っていてと…

一回限りではなく、何度も出てくる街。灰色だが、殺風景ではない 街路をぶらぶらと下っていく。この街からは、猫が番頭をやってい た、廃墟と錦鯉の温泉に行けるし、(ロープウェイ)アルビノのニ シキヘビが、卵を飲んでいる雪の動物園にも行ける。小泉ちゃ…

借りた本

−恐怖の館 レオノーラ・キャリントン 工作舎 −奥本大三郎自選紀行集 JTB

ギャラクシーエンジェル

鉄人28号の前に偶然見たギャラクシーエンジェルに不覚にも笑う。 エイリアンとミクロの決死圏で、ゼリービーンズで遺伝子破壊してパンダとか もうお話が投げっぱなしで、不条理の域に達しています。 後半も、お見合いにいったのにいつの間にかスパイダーマ…

怪談専門誌「幽」を少しづつ。拾い読みが面白い。 ホラーではなく、怪談という所にこだわりを感じます。直接的な描写でなく、仄見える怪しい出来事の関係を 聞き手が想像して怖くなるのが慎み深く良いところです。 明治時代には優れた怪談文学の書き手がいま…

はなっしぱなし 五十嵐大介(上)(下)九龍COMICS 「哲学実技」のすすめ 中島義道 角川書店

暑さ

都心は39.5℃の何か間違ったような暑さでした。 アスファルトとビルからの照り返しが横や上から、さらに不快さを膨らませます。木陰が涼しい郊外の暑さは、これよりずっと好ましいもので、 くっきりと日射に浮かぶ物の影や、眠ったように人通りが少ない路…