2004-07-20 暑さ memo 都心は39.5℃の何か間違ったような暑さでした。 アスファルトとビルからの照り返しが横や上から、さらに不快さを膨らませます。木陰が涼しい郊外の暑さは、これよりずっと好ましいもので、 くっきりと日射に浮かぶ物の影や、眠ったように人通りが少ない路には 澄んだような気配がします。内田百輭が「少し宙に浮いたような、この世の者でない様に見える女性」を窓から 見たのもこんな日だったのかも知れません。